ファンタジーに浸かる

ファンタジー作品や資料についてのブログ。メディアは様々

2016-01-01から1年間の記事一覧

ゼルダの伝説 新作から感じるネガティブな心境

2016年、E3で発表されたゼルダ最新作。その名も「ブレス オブ ザ ワイルド」 様々なブログで取り上げられているが、ほとんどが「世界観について」や「過去作品とのつながり」などなど。それも後で書くつもりですが、その前にゼルダシリーズをプレイした人間…

メガザックリ資料 水車について

中世のヨーロッパでは、18世紀の蒸気機関が登場するまで貴重な原動機となっている。 ローマで既に完成形に近いものが発案。しかしローマというより、ヨーロッパで普及され、改良されていった。水車はヨーロッパの一つの顔である。 主な水車の役割 麦を製粉…

想像力を教えてくれた『赤毛のアン』について

芸術家にとどまらず、様々な人が想像力を持って、日々を暮らしていますね。でも、想像力って当たり前のようでいて、様々な種類があり、難しいことだと私は思います。 想像力ってこんなに大切で温かいのだなと教えてもらったのが、『赤毛のアン』でした。 赤…

勇気を考えるファンタジー『ブレイブストーリー』 映画とは全く違うよ!

食わず嫌いなところがあって、読んでいないけど有名な作品がかなりあります。その一つが『ブレイブストーリー』でした。 ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫) 作者: 宮部みゆき 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2006/05/23 メディア: 文庫 購入: 3人 ク…

運命に抗うダークファンタジー 『ベルセルク』 あらすじとか好きなシーンなどなど

スプラッタシーンを我慢できるようになったきっかけであり、一年に一巻出てくるスピードでも待っていける忍耐力を持つきっかけになった作品が『ベルセルク』です。 褒めていませんね。 練り込まれた世界観、魅力的なキャラクター、驚異的な作画の描き込み、…

日本の昔話はやはり日本らしい。『昔話と日本人の心』より

日本人の書くファンタジー……今や王道と言われる物語にも、ふと日本人らしい情緒を感じさせるものが多い。西洋と日本の人間関係がごちゃまぜになっているような、言い知れない雰囲気の作品が、眼を凝らせば点々と……。では日本人らしい話ってなんだろうという…

『中世ヨーロッパを生きる』 スラスラと読める! 様々なアプローチによる研究をまとめた一冊

中世ヨーロッパが好きな人はたくさんいますが、気軽に調べられる資料となると、見つけるのに苦労します。いつも研究している人からすれば簡単だろうけど、ある作品や、海外旅行などで魅力を知った人にとって、長い歴史から入っていくことは難しい。私もその…

ファンタジーは自由を求めている

執筆する時、読む時、自分という殻を捨てて、もう一人の自分がいる気がします。 ファンタジーの世界をちらっと覗く時によく起こります。今までの私とは違う全てが、今まで分からなかった部分を照らしてくれます。 自由を追い求めるようになった現代の私達で…

『MONSTERHUNTER ―魂を継ぐ者―』 魅力あるキャラクターと世界観 その2

前回、有名ゲームシリーズのノベライズ版を紹介しました。 freader.hatenablog.com 前回は……ザックリ書きました( ネタバレをしないように書いているのも何ですが、少し急いで進んでしまった気がします。ですから、前回ではあまり書けなかったところを2つ語…

ジブリ作品『紅の豚』 二つの目線から見るアドリア海の男たち 

アドリア海の上品な海の色を知っていますか。そこに、豚の姿をした凄腕パイロットが、軽薄な赤色をした飛空艇で空を走っていたらカッコイイですか。しかも機銃を撃ちまくっているにも関わらず、死者が一人もおらず、女性を巡って喧嘩し合う、そんな単純明快…

『MONSTERHUNTER ―魂を継ぐ者―』 魅力あるキャラクターと世界観 その1

モンスターハンターは、今では有名なゲームタイトルとなりました。タイトル通り、モンスターを狩るハンターを操作し、時に村を守り、時に街を守り、時に防具や武器を集めることに専念します。素材を手に入れるために何回も狩ったり、タイムアタックに挑戦し…

名作アニメの背景で、調べるきっかけ作りを!

アニメを観ていると、つい世界観や風景が気になる。物書きの性でしょうか…… 空想の世界観だとしても、それがどんなに奇抜な世界でも、全てが新しいもので作れるわけない。ファンタジーを書く人は、リアルだとか、表現力だとかを考える前に、とりあえず私達の…

『ケルトの薄明』 知るのではなく、体感するケルト

今回はイエイツが執筆し、それを全訳した『ケルトの薄明』についてです。 ちくま文庫から『ケルト妖精物語』が出ていますが、イエイツ自身が書き記したものは今回の本だけでしょうか。イエイツはアイルランドの詩人であり、劇作家でもある方。アイルランドの…

『狼と香辛料』 シビアな世界で一生懸命にがんばる姿

狼と香辛料は、今から3年ほど前、大学一年生の頃に読みました。その2年後にまさか先物投資をやることになるとは思いませんでしたが、投資をやろうと決意する直前、この作品が脳裏に浮かんだことを鮮明に覚えています。社会について何も知らなかった私に、小…

小説『精霊の守り人』 について

今日は上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』について語りたいと思います。 いわゆる守り人シリーズの記念すべき1作目です。老練な女用心棒バルサが、新ヨゴ皇国の妃から皇子チャグムを託され、精霊の卵を巡る戦いに挑む話です。最近では実写の連続ドラマがあり…

ファンタジーは必要以上に考えない

執筆している時、読んでいる時、ファンタジーとはどういうものか、考えすぎてしまうことが多い。どういう世界観がファンタジーなのか。どういう定義なのか…… でも、読者にとって、ファンタジーを明確に区別していくことは大切なのでしょうか。 ある程度は説…

ファンタジー的なものを書いていきます

小さいころにファンタジー作品を好きになり、同じころに執筆も行い、ブログタイトル通りファンタジーに浸かっております今日この頃です。 私と同じくらいファンタジー作品が好きな人、ファンタジー作品を創作したい人に読まれるよう、小説やアニメなど、ジャ…