ファンタジーに浸かる

ファンタジー作品や資料についてのブログ。メディアは様々

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ファンタジーは自由を求めている

執筆する時、読む時、自分という殻を捨てて、もう一人の自分がいる気がします。 ファンタジーの世界をちらっと覗く時によく起こります。今までの私とは違う全てが、今まで分からなかった部分を照らしてくれます。 自由を追い求めるようになった現代の私達で…

『MONSTERHUNTER ―魂を継ぐ者―』 魅力あるキャラクターと世界観 その2

前回、有名ゲームシリーズのノベライズ版を紹介しました。 freader.hatenablog.com 前回は……ザックリ書きました( ネタバレをしないように書いているのも何ですが、少し急いで進んでしまった気がします。ですから、前回ではあまり書けなかったところを2つ語…

ジブリ作品『紅の豚』 二つの目線から見るアドリア海の男たち 

アドリア海の上品な海の色を知っていますか。そこに、豚の姿をした凄腕パイロットが、軽薄な赤色をした飛空艇で空を走っていたらカッコイイですか。しかも機銃を撃ちまくっているにも関わらず、死者が一人もおらず、女性を巡って喧嘩し合う、そんな単純明快…

『MONSTERHUNTER ―魂を継ぐ者―』 魅力あるキャラクターと世界観 その1

モンスターハンターは、今では有名なゲームタイトルとなりました。タイトル通り、モンスターを狩るハンターを操作し、時に村を守り、時に街を守り、時に防具や武器を集めることに専念します。素材を手に入れるために何回も狩ったり、タイムアタックに挑戦し…

名作アニメの背景で、調べるきっかけ作りを!

アニメを観ていると、つい世界観や風景が気になる。物書きの性でしょうか…… 空想の世界観だとしても、それがどんなに奇抜な世界でも、全てが新しいもので作れるわけない。ファンタジーを書く人は、リアルだとか、表現力だとかを考える前に、とりあえず私達の…

『ケルトの薄明』 知るのではなく、体感するケルト

今回はイエイツが執筆し、それを全訳した『ケルトの薄明』についてです。 ちくま文庫から『ケルト妖精物語』が出ていますが、イエイツ自身が書き記したものは今回の本だけでしょうか。イエイツはアイルランドの詩人であり、劇作家でもある方。アイルランドの…

『狼と香辛料』 シビアな世界で一生懸命にがんばる姿

狼と香辛料は、今から3年ほど前、大学一年生の頃に読みました。その2年後にまさか先物投資をやることになるとは思いませんでしたが、投資をやろうと決意する直前、この作品が脳裏に浮かんだことを鮮明に覚えています。社会について何も知らなかった私に、小…

小説『精霊の守り人』 について

今日は上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』について語りたいと思います。 いわゆる守り人シリーズの記念すべき1作目です。老練な女用心棒バルサが、新ヨゴ皇国の妃から皇子チャグムを託され、精霊の卵を巡る戦いに挑む話です。最近では実写の連続ドラマがあり…

ファンタジーは必要以上に考えない

執筆している時、読んでいる時、ファンタジーとはどういうものか、考えすぎてしまうことが多い。どういう世界観がファンタジーなのか。どういう定義なのか…… でも、読者にとって、ファンタジーを明確に区別していくことは大切なのでしょうか。 ある程度は説…

ファンタジー的なものを書いていきます

小さいころにファンタジー作品を好きになり、同じころに執筆も行い、ブログタイトル通りファンタジーに浸かっております今日この頃です。 私と同じくらいファンタジー作品が好きな人、ファンタジー作品を創作したい人に読まれるよう、小説やアニメなど、ジャ…